2,第1??教育大隊


 試験に合格した者は、教育隊と呼ばれる新兵訓練隊に集められ、兵士となるための訓練を受ける。
警察学校とまー似たようなものだ。
こちらのそれは極端に座学(頭使う教育)が少なかったけどね。そりゃそうか。

 徹底的にやるのが小銃の分解・結合。
分解3分結合6分やったかな?忘れたわ。なんせ帰国後極端に記憶力落ちてるからね。
外人部隊病や。

 当時の小銃は64式小銃と言って7,62ミリの弾を使用するものだった。5キロ近くあったと思う。
確かに頑丈だけど重い。
それに、部品がめちゃ多い。
教室の机の上でいつも分解・結合の訓練するねんけど、ここで部品なくす奴がいっぱいいる。
それやのに戦場のゴチャゴチャしたとこで銃の分解なんかしようもんなら間違いなく部品なくすやろなーと思った。
それに安全装置が片手で操作できない。
これが何を意味するか。
弾が出る状態にするのにわざわざ『狙いはずして』、『持ち替えて』、『安全装置解除して』、また『持ち替えて』、『狙う』という動作をすることになる。
戦場とはそんなのんびりしたとこなのか?
設計者は敵国のスパイやでたぶん・・・

 もう一つ重大な問題がある。
照星・照門(狙いをつけるための装置)がたためるようになっている点である。
持ち運びのためにそうしたのはいいとしよう。
便利なように考えたのだと理解しよう。
持ち運びのこと考えとんやったら戦う時のこと考えんかい!
戦闘訓練で匍匐前進したり動きまわっていざ狙いつけよー思たら照星・照門倒れてもとって狙われへん。
アホかい!
何が大事やねん。
狙いつけよとして狙われへんかって、銃持ち替えて、照星・照門起こして、銃持ち替えて、狙う。
そん時にはもう敵はどっか行っとるんじゃ!
狙いつけるん待ってくれとるんか?

 まー今は89式小銃という新しい銃に替わってきてんねんけどね。64式小銃で遊ぼう!
これはなかなかいいよ。
軽いし、5,56ミリの弾使うし、部品少ないし。
でもアメリカ軍のM16はもっと部品少ない。
3個くらいやったかな。
AK47なんか2個やったと思う。

 という感じで?この64式小銃で訓練した。
ちなみに新小銃のお値段は30万円くらいらしいよ。
アメリカのM16は4万円くらいやったかな。
なんでM16使わないのかねー。
誰の金で買ってるのかねー。
そこんとこよーく考えてみよう。
自衛隊の問題ではなく、日本全体の問題が見えてくるよ。

 我々は自衛官。平成のサムライである。